ブリーフは純白

ブリーフをかぶった変態の独り言。インデザインや組版、デザインとか色とか、そういう界隈のこと。

【色のこと】アナログ原稿をデジタル化することの難しさ

アナログ原稿をデジタル化する際、「色の再現性」は大きな課題です。

印刷所にアナログ原稿を入稿したとき、「どうしてこんな色なの??」と思う人は少なくないだろうなと、DTPオペレーターの立場で推察しています。

今回は「アナログ原稿をデジタル化する」ことの難しさを超簡単にお見せします。

 

↓ こちらの絵具。そのままスキャンしてみます。

f:id:bliblibli-fu:20210808143535p:plain

f:id:bliblibli-fu:20210808143903p:plain

 

はい! こうなります!!!

 

f:id:bliblibli-fu:20210808143332p:plain

 

機械によりますが、まったく認識できない色すらあるんです。(これは家のスキャナーでEPSON EP-808ABというやつです)

アナログ原稿を取り込む時、スキャナーかカメラ、原稿の性質によって使い分けます。スキャナーは大きな原稿だと分割取り込みになることもあるし、カメラだと歪みは絶対にでるので補正が必要です。

一長一短なのです。

だから「アナログ原稿をデジタル化する」ときに色が違っても怒らないで、やさしくチェックしてくださいね。