ブリーフは純白

ブリーフをかぶった変態の独り言。インデザインや組版、デザインとか色とか、そういう界隈のこと。

【色のこと】背景の色とモノクロの印象についてのブツクサ。

 扉の紙の色が最後に決まる、なんてことはしょっちゅうですが、とても不本意な形になってしまったことがあって、紙の色ってホント、重要な要素だなって実感してしまった。

 前提として、冊子はモノクロ(1C)だとして、扉には文字(章タイトルやカテゴリーなんか)やワンポイント的なもの(アイキャッチロゴタイプ、イラスト、帯など)をデカーと入れるっていう、とてもシンプルなものってことで書いていく。

 結局、何がショックだったかというと、扉の紙色が「超ヴィヴィッドな赤」だったことと小さいイラストが入っていたことが重なったこと。

 紙で赤を使うって、私がしてる仕事ではすごくすごく稀で、というか初めてだったから、ホント、初潮を迎えたかと思った。

 よく使うのはアサギとか薄めの色が多くて(といっても本文再生紙グレーに扉ふじとかもショックだったんだけど)油断してた。

 例えば、この子↓

f:id:bliblibli-fu:20140719192815j:plain   

 

 なにも考えずグレースケールのイラストに。

 薄い色の紙に印刷した時はこんな↓

f:id:bliblibli-fu:20140719193037j:plain

 

 赤に印刷した時↓

f:id:bliblibli-fu:20140719193146j:plain

モニ太でどこまで再現できるか謎だけど、ホント、目がちかちかするし、なにより、気持ち悪い。なんっかすごい心の中の何かが警報を発するんだ。せめて線画だったらマシだったと思う。

f:id:bliblibli-fu:20140719193431j:plain

 結局、何がいけなんだろう?

 グレーがいけなんだろうか?

 それとも彩度?

 気になる。

 黄色↓だとそこまでじゃないんだよね。

f:id:bliblibli-fu:20140719193754j:plain

 緑とか水色とかオレンジとか紫…は、ちょっと暗めの色だからよくはないか。

f:id:bliblibli-fu:20140719194022j:plain

f:id:bliblibli-fu:20140719194038j:plain

f:id:bliblibli-fu:20140719194053j:plain

f:id:bliblibli-fu:20140719194101j:plain

 赤っていう色には一体何があるというんだろう? そもそも「赤」って特別イメージというか人の感情に影響のある色のような気がする。

 何が言いたいって、赤にグレースケールの物いれると気持ち悪いんだけど私だけかなってことなんだけど…。

 何がそう感じさせるかなんか知らん。

 色の要素は、色相、彩度、明度だけど、この要素がどう影響し合ってるかってことになるんだろうか。

 明度はさ、「明るさ」ってちゃんと数値化できるっていうか、彩度って「鮮やかさ」だから数値化ってどうすればいいんだろう。

f:id:bliblibli-fu:20140720112435j:plain

 私には彩度も明るさも同じくらいに見えるけど、

f:id:bliblibli-fu:20140720112631j:plain

 結構違うし。

 試に↓こんな風に並べかえてみた。

f:id:bliblibli-fu:20140720114251j:plain

 ↓

f:id:bliblibli-fu:20140720114518j:plain

  今までブツブツ言ってきたことと全く関係ないんだけど、

 

 C100M0Y0=30(C)

 C0M100Y0=59(M)

 C0M0Y100=11(Y)

 

 C100M100Y0=89(B)

 C100M0Y100=41(G)

 C0M100Y100=70(R)

 

 C+M=B=30+59=89

 

 B+G=C=89+41=130=30

 

 理にかなってる~!

 で、なんの話してたんだっけ?