【手作業のこと】色鉛筆の特徴についてのまとめ
中学生のころから色鉛筆を愛用しています。
メーカーとかよく分からないし、無節操に買いまくって200本くらいになってますが、ここで色鉛筆の種類ごとに(独断と偏見で)特徴をまとめてみようと思います。
私の持っている色鉛筆は以下の通りです。
価格は目安です。
達成度というのは、展開されている色数に対して、私の持ってる色鉛筆の色数の割合を表しています。
ファーヴァーのGoldは廃盤になったのか、検索にHITしませんでした。価格は私が買っときの記憶をもとにしてます。
ちなみに買ってから年月がかなりすぎているものもあり、経年劣化している可能性もありますが、ご了承ください。
特性についてはレーダー式にしてみました。
性質についての説明を先にしておきます。↓
・発色
色が濃いほど外周に値します。
・鮮やかさ
色の彩度・純度が高いほど外周に値します。
・滑らかさ
塗り感のすべりがよいほど外周に値します。
・粉っぽさ
塗り感が粉っぽい(ガサガサする)ほど外周に値します。
・芯の太さ
太いほど外周に値します。
・紙のひっかかり
のりやすさがよいほど外周に値します。
・シャープさ
シャープなほど外周に値します。
・純度
芯に含まれる不純物が少ないほど外周に値します。
・色による差異
色によって彩度が違う、芯の硬さが違うなどの違いが少ないほど外周に値します。
・広さ
広い面の塗りやすいほど外周に値します。
・密度
一回目に塗ったときの粗(隙間)が少ないほど外周に値します。
・カスが出ない
塗ってるときにカスが出にくいほど外周に値します。
・コーティング
かなり重ね塗りしたときに上から色が入りやすいほど外周に値します。
・レーダーの色
赤→パステル
青→水彩
緑→油性
紫→サンプルが少ないです。
・点線
パステルは色を伸ばしたとき、水彩は水を入れたときの発色鮮やかさをあらわしてます。
かなり豪快に色がのる。もろいパステルのよう。
色を伸ばすと薄くなるけど、ゴッホよりは濃い色になる。
不純物が多く、ガリっと紙を傷つけることもある。カッターで削るっていう、パステルと同じ使い方のほうが安全かもしれない。
クレヨンみたい。色が濃い。芯をそのままのせてる感じ。
水をさすといきなり薄くなる。描き後の線が残りやすい。
塗り感が固い。
バランス的に無難。トンボや三菱と比べると、シャープで繊細。広い面も地道に塗ったら報われる感じ。
色によって芯の固さや発色に差が出る。
トンボに近い。均一に製造されてる印象。
LUNA↓よりはお上品。水を入れたときに色の純度が上がる。
色によっては色ののり方に違いが出る。
KARAT↑より色がのりやすく濃い。ただ、水を入れると薄くなる。
広い面でも濃くムラなく塗れる。
ツンケンしてる。メタリック!って感じでツヤっとテラっとする。
色はのりにくいけどシャープな線が引ける。
バランスがよく、無難な色鉛筆。色ののりも濃い。ただ、たまにガリっとする。
鮮やかでシャープ。不純物も少なくてちゃんと作ってるって印象。
最初の塗では色がのらないしスカスカだけど、滑らかな塗り感なので地道にうす塗を繰り返せる。
ペールトーンに位置する色では芯の色からすると色が薄く感じることがある。
バランスが良いけど、無難というより気楽に楽しく付き合い始められるという印象。
使いやすいんだけど、たまに不純物があって喧嘩する感じ。
ステッドラーの水彩色鉛筆と比べると繊細でお上品。控えめともいう。
水をさすと色の純度が上がる。
↑と比べると、シャープかな…?って感じ。
ペールトーンに位置する色で水を入れたときと入れないときの落差がある。
芯が太く、ふくよかな描き心地。
滑らかで誠実な色ののりかたをする。
色自体の彩度は高くない。シャープでお堅い。
滑るように塗れる。芯が太いのにシャープで濃い線もいける。
広い面も塗りすすめられる。ただ、筆圧を強くして塗ると、すぐ限界になって表面がツルツルになる。
バランスが良い無難な色鉛筆。不純物がたまにいてガリっとする。
トンボのよく出回ってるのよりはちょっと滑らかな描き心地。
パウテルってなんや、パステルや。
STABILOのパステルよりお上品で繊細で純度はマシ。
色ののり方が控えめだから鮮やかさは低くしてるけど、ライトトーン付近に位置する色はにパっと華やぐような明るい色味で沈まない。
何度も塗重ねると薄いベールのような繊細な深みが出る。
紙にひっかかるような重みがあるけど滑らか。太いんだけどシャープな表現も可能。
固いんだけどしっかり色がのるので重ねれば広い面も濃く塗れる。
あくまで個人の感想で、持っている色鉛筆の中での個人的評価です。
ロットでも特性や色味に誤差が出たりもしますしね。
もし、色鉛筆を始めようと思っていて、どこから手をつければよいのか分からないときの参考になればよいです。
この他に私の分かる範囲でも確実に20種類の色鉛筆があって、アレも欲しいな、コレも欲しいなと思っています。
種類によって、使い方によって相性が悪くなるものもありますし、使うときにこの順番で塗らないと大変なことになるとかもありますから、使ううちに少しずつ分かっていくというのが一番良いかもしれませんね。